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弁護士出身議員に聞く
松本 泉 議員
衆議院・千葉8区(自由民主党)
元千葉県弁護士会会員
(インタビュアー 広報委員会委員長 伊井 和彦
広報委員会委員 石井 逸郎
古平 江都子)
弁護士から政治家という新たなステージに転身された率直な思いを教えてください
2007年に経済産業省に入省し、同じ年に司法試験に合格しましたが、司法修習には行かずに、そこで13年勤めた後、弁護士法第5条に基づく日弁連の研修を経て2021年に弁護士登録をしました。元々国を良くしたいという思いがあり、官僚の立場に限界を感じて政治の世界を志しました。弁護士としての3年半は、国選弁護を通じて生活保護を受けられている方や障害をお持ちの方など、一人ひとりのお話を伺う機会に恵まれました。自分が霞が関から見ていたものとは違う、色々な人で成り立っているという現実の世の中や社会を深く学べた貴重な期間でした。
実際の国会の場で、弁護士の経験はどう活きていますか
非常に意味があると感じています。今国会での刑事訴訟法改正案の長時間にわたる審議でも、弁政連の方からも色々教えていただきました。私自身、国選弁護等で法律を使ってきた実務経験があるからこそ、なぜ揉めているのか論点がシャープに理解できました。同僚議員にとっても、実態を知る弁護士出身議員の存在は大きいようです。
今後注力したい政策と、司法分野への思いをお聞かせください
経産省出身として、まずは経済の成長戦略です。経済を成長軌道に乗せることで、物価高や社会保障など多くの課題を解決に向かわせたいです。 また、司法分野では成年後見制度の見直しなどに注力したいです。法曹関係者でないと論点が分かりにくい分野において、実務の視点から「法の中に魂を入れていく」ことは弁護士の役割です。
弁護士と政治家の違いについて、どうお考えですか
9割は理屈で積み上げても、残りの10%、理屈や判例だけでは片付かない部分に政治の役割があります。言葉にできない思いを届け、今の法律がおかしいなら変えていく。理屈を越えるために民意を得ているのが政治家だと実感しています。弁護士から政治を目指す方がいらっしゃれば、ぜひ志を持ち続けてこの世界に来ていただきたいですね。
経済産業省の行政官を経て、議員になるという初心を形にされた松本議員。これまでに培われた経験の全てを活かして、いよいよ本舞台に躍り出られたのだという印象を持ちました。力強く、活力を感じるお声で話される議員にお目にかかり、委員一同清々しい気持ちになりました。(古平 江都子)

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