弁政連ニュース
ごあいさつ
就任ごあいさつ
社会と会員の期待に応えて
日本弁護士政治連盟
理事長 小林 元治
2024年5月22日をもって、菊地裕太郎理事長の後任として弁政連理事長に就任しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
弁政連の役割は日弁連の掲げる重要政策課題を日弁連と連携しながら実現することにあります。政策課題は国内外の多岐にわたっており、これらを中長期的視点に立って実現していくことは、基本的人権と社会正義の実現という弁護士の使命を果たすプロセスでもあります。そのためには法改正や予算を伴うことも多くあり、関係省庁、関係団体はもちろんのこと、国会議員の皆様の理解と支援が必要です。
現在、刑事冤罪被害者救済を図るべく早期の再審法改正を目指す超党派の議連も立ち上がりました。また、谷間世代の支援を始め司法を支える法曹人材の確保を図ることは法曹界の大きな課題でもあります。民事司法分野では提訴手数料の低・定額化、損害賠償改革、早期開示命令といった証拠の拡充など権利救済の実効化の実現も望まれます。
日弁連は2024年2月に「日本弁護士連合会ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」を決議し、多様な価値観を包摂する社会を目指しています。同年4月には日弁連初の女性会長として渕上玲子氏が就任しました。選択的夫婦別姓の実現、女性活躍、経済的男女格差など我が国のジェンダーギャップの解消を図るため弁政連も支援してまいります。
最後に弁政連の足腰を更に強化するため、未設置支部を解消し、これから弁護士会を担う若手の皆様の入会を歓迎します。今後とも皆様のご理解、ご支援をお願い申し上げる次第です。
退任ごあいさつ
気分も新たに更なる飛躍を！
日本弁護士政治連盟
前理事長 菊地 裕太郎
日弁連会長を退任したのが2020年3月末です。コロナ禍に見舞われることになったのはその1ヵ月前です。1年後、村越理事長の後を継いで、弁政連理事長に就任し、3年の任期を終えて、この度退任することになりました。
就任時は、コロナが1年を経ても姿形を変えながらも勢いを保っており、弁政連活動も大きな壁に突き当たっていました。我々の活動は、弁連大会はもとより、政界を含め多方面に亘って、顔を出し、時に飲食を伴いながら、FACE TO FACEの懇談を肝とします。
各支部においても苦戦を強いられ、会員増強に暗雲が立ち込め、このままずるずると…と大いなる危機感を抱きました。コロナが少しずつ終息していく歩調に合わせて、Webも多用しながら、徐々に活動を強化して参りました。
お陰様で加入率は、母数の増加に抗って、微増を果たすことができました。未設置支部の解消にも目途をつけた組織強化委員会の頑張りによるところが大であり、また若手会員を率いて様々な企画を実施した企画委員会、選挙の際の国会議員候補者の推薦手続を円満に進めて戴いた総務委員会、そして安定的かつ持続的に内容豊かなニュースを発刊し続けてきた広報委員会。各委員長をはじめ委員の全員に救われました。何より、菰田優幹事長、その後を継いだ齋藤和紀幹事長が私のそして弁政連の支えでした。
本部に呼応して組織を守り抜いた各支部長・執行部の皆さんに心から感謝と敬意を表します。新しい日弁連会長を迎え、また意欲満々の新理事長に衣変えして、一層の弁政連の飛躍を祈念して、私の退任の挨拶と致します。ご支援ありがとうございました。
ごあいさつ
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