弁政連ニュース

ごあいさつ

理事長 村越 進

弁政連に入って
日弁連の政策実現を
目指そう


日本弁護士政治連盟
理事長 村越 進


今年は7月に参議院議員選挙が実施されます。他の士業団体とその政治連盟は、選挙に際し支持政党や候補者の当選のために、精力的な活動を展開されます。そしてそのことが、各団体が望む業法改正等について国会議員の理解を得る上で、大きな力となっていると言われています。

一方、私たち弁護士は政治や選挙と距離を置く傾向が強く、日弁連と弁政連は、業界の利益ではなく公益を追求し、不偏不党かつ全方位を原則としています。

しかし、日弁連が社会と市民のために掲げる政策課題の多くは、実現のために立法や予算を必要とするものです。従って、日弁連の政策や活動に理解ある国会議員が立法府に一人でも多く存在することが望ましいことは、言うまでもありません。そして、そうした議員が増えるチャンスは選挙しかないのです。そこで弁政連は選挙に際し、党派を超えて、弁護士出身者をはじめとする多くの候補者を推薦し支援するなど、強制加入団体である日弁連が行いえない活動を行っています。

日弁連のサポーターとしてのそうした活動を一層充実させるためには、弁政連自体の組織強化が必要にして不可欠です。一人でも多くの弁護士会員、ことに日弁連と弁護士会の活動を担いその政策実現を願うすべての会員が弁政連に加入されることを、切に期待する次第です。

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会長 菊地 裕太郎

会務執行力の強化を
弁政連とともに


日本弁護士連合会
会長 菊地 裕太郎


日弁連会長2年目がスタートしました。昨年度は、多くの課題、とりわけ予算を伴う案件について、国会議員の方々のお力を借りる場面が多々ありました。西日本の豪雨災害に際しては、非常災害指定を速やかに閣議決定いただき法テラスの利用が可能となりました。国際仲裁・調停の審問施設開設についても法務省の調査委託費をご承認いただき、大きく前進することになります。また、民事司法改革について議員連盟やPTを立ち上げていただき、政府内に組織ができ、改革の足場づくりができました。死刑制度を考える超党派の議員連盟を組織いただき、死刑廃止に向けての国民的議論の広がりの拠点になるものと期待しております。ほかにも独占禁止法の改正や法科大学院制度の改革など、多くの課題について協議させていただきました。あらためて関係各位に御礼申し上げるとともに、会務執行力の強化の要諦はここにあると実感した次第です。

日弁連は、私(市場)と公(国)の中間的団体である公法人です。よい緊張感をもった均衡の上で様々な政策課題を解決していかなければなりません。弁政連は、党派を越えたフィールドの中で、日弁連のバランスよい舵取りを支えていただく重大な役割を担っています。弁政連の会員となることが、即日弁連支援でもありますので、日弁連ともども、一層の御支援・御協力をお願い申し上げます。

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