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弁護士議員に聞く
門山 宏哲 議員
衆議院・比例南関東(自由民主党)
千葉県弁護士会会員
(インタビュアー 企画委員会副委員長 石垣美帆)
法曹から国会議員を目指したきっかけ
公募制の導入をきっかけにチャレンジ
もともと曲がったことが大嫌いな性分なため、新聞・テレビ等で政治家の事件を見るたびに、「政治家はどうあるべきか。」と考えるようになりました。政治家は立法に携わると考えたことから、政治を意識して大学で法律を専攻し、弁護士となりました。弁護士の活動はやりがいがあり、18年間続けてきましたが、政治への想いを忘れることはなく、政治家への転身のきっかけを探していました。
そうしたところ、自民党で公募制度が導入され、応募してはどうかと友人から勧められました。個々の依頼者の権利を守る弁護士の立場から、広く国や国民の権利を守る立場になりたいと考え、政治家を目指すことを決意しました。
法律案を深く理解し、即座に対応
法曹の実務経験は極めて有用
議員歴が長いとは言えない私が検察官適格審査会の予備委員に選出されたり、成年後見制度に関する党内の委員会メンバーに選出されたのは、法曹としての経験や素養が買われたのだと思います。
また、法曹としての経験や素養は、法律案の読み込みなどが苦にならず、官僚の説明の意図や論点を即座に理解して対応することにも活かされていると実感しています。
実現したい政策課題
財政再建、持続可能な成長及び安全保障
私が必ずや実現しなければならないと考える政策課題は、「財政再建」と「持続可能な経済成長」、そして「安全保障」です。財政が再建されなければ、国民は消耗してしまい、持続可能な経済成長など望めません。また、安全保障についても、日本は他国に頼るのみではなく、専守防衛に徹するという基本方針は堅持しつつ、防衛基盤の整備等自国のことは自国で守るという姿勢が必要です。
これらの政策を実現して、他国に過剰な依存をせず「独立した」日本を目指していきたいと思います。
議員になった実感と法曹へのメッセージ
ぜひ政治家を目指して欲しい
弁護士は論理的立論が最も重視されますが、政治家には高度な調整力も必要となります。一つの法律を立案するにも多大なエネルギーと調整力が必要となるのだということを日々実感しています。
法曹を目指した人は、弱者救済、社会正義の実現など強い目的を有しているからこそ、難関とされる司法試験に立ち向かうことができたのだと思います。そういう人たちこそ国を正しい方向に導けると信じています。
門山議員は、政治的バックグラウンドがない中で、真に社会正義の実現を目指し、自らの意思で政治家を目指されたという印象を受けました。また、「曲がったことが大嫌い」という言葉のとおり、言葉の端々に実直かつ政治に対する真摯な姿勢が垣間見えました。門山議員のように、真に日本の将来を考え、熱い気持ちをもって政治に取り組む議員が増えることを期待しています。(石垣美帆)
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