弁政連ニュース
トピックス:支部報告
和歌山県知事と和歌山弁護士会との意見交換会
(和歌山支部 幹事長 有田佳秀)
平成24年11月7日に弁政連和歌山支部主催で和歌山県知事と和歌山弁護士会会員との意見交換会が開催されました。
弁政連の活動としては、それまで主に国会議員に対する要請や意見交換などが中心でありましたが、弁護士・弁護士会が抱える問題は地方自治体レベルでもあるのだから、自治体首長や議員との交流も意味があると日頃思っていました。平成24年の夏頃、ある席で仁坂吉伸和歌山県知事と隣あわせになったとき、弁護士会の会員と意見交換でもしませんかと、誘ってみたところ、知事は大いに乗り気になって、「なんでもいい、ざっくばらんに忌憚のない意見を言い合いましょう」とのことでした。
知事は特にテーマを決めずにという意向でしたが、私はせっかくの機会であるのに言いっぱなし、聞きっぱなしではもったいないと思いましたので、和歌山弁護士会執行部に対して、知事あるいは県に対して要請等がある委員会7つを選定してもらい、当日の意見交換会に臨みました。各委員会代表がまず5 分間のプレゼン テーションをし、それに対して知事が答え、意見交換をするという形で進みました。
そんな中、犯罪被害者支援委員会からの「性暴力被害者のためのワンストップセンターを和歌山県に設置してほしい」という訴えに対し、知事は即座に「いいですね。来年からやりましょう。」という答えを出したので、参加者一同皆驚きました。
その後まもなくから県と弁護士会の間で設立に向けての活動が始まりました。和歌山弁護士会ではそのためのプロジェクト・チームを作り、対応をしてきましたが、平成25年7月16日に和歌山県立医科大学付属病院内に、性暴力救援センター和歌山「わかやまmine」が発足しました。
知事の決断、それを促した弁護士会の行動は、今後の弁政連の活動のあり方を考えさせるものであり、特筆すべきことと思いますし、全国の弁政連の皆さまに対して参考になると思われます。
全国支部懇談会開催される
平成26年1月16日、ホテルルポール麹町エメラルドにて、新春祝賀会に先立って全国から20支部の代表および平山理事長を含め本部役員が出席して、弁政連全国支部懇談会が開催された。本部活動報告のほか、現在の政治状況を踏まえての弁政連の取組、特に隣接士業問題が大きく議論された。高中常務理事からは、国政への働きかけにおいて弁護士に比べ隣接士業における政治連盟の活動が極めて活発であること、また、隣接士業の業務範囲拡大の動きについて、問題は士業間の権益の問題ではなく国民の利益に関する弊害の問題であることをきちんと立法の場に伝えていくことが必要との報告がなされたのに対し、それに当たっては当該領域に弁護士会がきちんと取り組みカバーしていくことが重要との意見が多く出された。
(編集長 小川晃司)
千葉県支部設立総会報告 関弁連管内最後の支部設立される
千葉県支部が、平成26年3月27日、設立しました。平山理事長が就任された平成23年度から毎年のように千葉はまだか、千葉はまだかと言われ(励まされ?)続けましたが、平成25年度の最後になって、ようやく支部を設立することができてほっとしています。
設立総会、それに引き続いての懇親会には、衆議院議員で当会の会員である富田茂之先生と門山宏哲先生、奥野総一郎先生、小西洋之先生、西田譲先生の5名が出席されたほか、議員秘書や政党関係者、県議会議員を含め13名が参加されました。また、熊谷俊人千葉市長にもご出席いただきました。弁政連本部からは平山理事長をはじめ5名の役員の方々にご参加いただき、平山理事長からは、お膝下の千葉県に支部ができてほっとしている、これからどんどん活躍してほしいと励ましのお言葉をいただきました。
関弁連管内では最後、全国でも41番目の支部ですが、頑張って活動してまいりますので宜しくご支援ください。
(千葉県支部事務局長 齋藤和紀)

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トピックス
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伊東 卓(第二東京) - 和歌山県知事と和歌山弁護士会との意見交換会
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