弁政連ニュース

インタビュー 小川敏夫 法務大臣にきく

小川敏夫 法務大臣にきく

国民にとって身近で充実した司法を


平成24年2月29日、
法務大臣室にて


ご就任おめでとうございます。まずは就任にあたっての抱負をお聞かせいただけますでしょうか。

法務省は、国の基本的な分野の法整備に関わっているという意味で、いわば国の骨格に関わる大変重要な役割を担っています。今の日本は大変困難な状況にあるかと思いますが、そうしたときこそ法務行政が先頭に立つくらいの覚悟でしっかりと背骨を支えるようにしなければならないと思っております。国民にとって真に身近で充実した司法を実現するために、職務に全力を尽くします。

特に重点的に取り組みたい課題は?

まずは検察の信頼回復です。不祥事があったからといって検察をなくせということにはならないわけで、国家の適正な刑罰権の行使を通じて社会の秩序を守るという検察の本来の職責をきちんと全うできるよう、必要な改革を行うことが急務だと考えています。もう一つは、私が野党議員の時から取り組んでいる法曹養成制度についてです。特にロースクール教育の中身を充実させることが重要だと考えています。

弁護士や弁護士会へのメッセージを。

社会の法的インフラを支える存在として、弁護士に対する国民の期待は大きいと思います。この社会の期待に応えられるよう、弁護士会そして個々の弁護士の皆さんには、これまでにも増して頑張っていただきたいと思います。

於霞が関弁護士会館
写真左から、山岸良太(東京本部幹事長)、飯田隆(広報委員長)、鈴木善和(幹事長)、小川敏夫法務大臣、吉岡桂輔(副理事長)、平山正剛(理事長)、柳楽久司(本誌編集長―聞きて)、栃木敏明(東京本部長)

▲このページのトップへ