弁政連ニュース

新春インタビュー平山正剛 弁政連理事長にきく

平山正剛 弁政連理事長にきく

激動の時代の
幕開け

-弁政連活動に休みなし-


飯田隆 副理事長兼広報委員会委員長
鈴木善和 幹事長
柳楽久司 本紙編集長(聞きて)


今年の重点課題についてお聞かせ下さい。

今年も東日本大震災の復興支援が緊急の最重要課題であることに変わりはありません。被災者への復興支援は、今や議論・検討の時ではなく、一日も早い具体的対策の実行が必要です。震災関連以外では、取調べの可視化等刑事司法手続の改正問題、行政訴訟制度の改正を含めた民事司法の改革、地域司法の充実強化、法曹人口・法曹養成制度の問題など、われわれの取り組むべき課題は山積しています。

それらの課題に取り組む上での弁政連の役割についてお聞かせ下さい。

弁政連は、「法の担い手」である弁護士と「法の作り手」である政治との架け橋として、日弁連の活動をバックアップしています。この架け橋をより太く、より強固なものにするためには、弁政連の組織の強化が欠かせません。また、地元地域レベルでの活動を充実させるためにも、全国の全単位会で支部の創設を急ぐ必要があると考えています。

これからの法曹界を担っていく弁護士と、国会議員へのメッセージを

繰り返しになりますが、昨年3月11日の東日本大震災は、戦後最大の国難であり、これはまさに、勝海舟の「氷川清話」にある百年に一度の国難といえます。国会議員の先生方には、党派を超えて、百年後の歴史家の評価にたえうる見事な復興対策を実現していただきたいと願っております。これからの法曹界を担う若い弁護士には、高い志と強い信念をもって、常に学び続ける姿勢と周りの人への感謝の念を忘れずに、日々の職務に精励してもらいたいと思います。

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