弁政連ニュース

インタビュー平岡秀夫法務大臣にきく

社会の安定と発展のための
法的基盤整備をめざして

平岡秀夫法務大臣にきく

平成23年9月9日
就任直後の平岡秀夫法務大臣(山口県弁護士会)を平山正剛理事長・飯田隆広報委員長・鈴木善和幹事長・柳楽久司本紙編集長が法務大臣室に訪問し懇談した。


― ご就任おめでとうございます。まずは就任にあたっての抱負をお聞かせいただけますでしょうか。

法務省の仕事というのは、派手さはありませんが、「国の背骨」のような役割であると思っています。国民の権利がしっかり守られる安定した社会を築くという重責に、身の引き締まる思いがします。

― 重点的に取り組みたい課題は?

野田総理からは6つの重要政策課題について指示を受けているのですが、私が特に重要だと考えているのは、まず法務行政に対する失われた国民の信頼を回復すること、とりわけ検察改革、取調べの可視化などの新たな刑事司法制度の構築です。また、少年法を始めとする関係法制度の適切な運用によって、青少年の健全な育成につながるような法務行政を行っていきたいと思っています。そして、社会の安定と発展のための法的基盤整備です。その意味で、会社法制の整備も重要だと考えています。

― 弁護士や弁護士会に対するメッセージを。

弁護士の皆様にはこれまでも法務委員会の活動などで大変お世話になってきました。野党時代とはまた違った関係になるのかもしれませんが、これまで築いてきた信頼関係を大切に、率直な意見交換を行いながら各種課題に取り組んでいきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします。

(聞きて 柳楽久司本紙編集長)

平岡秀夫法務大臣を囲んで
平岡秀夫法務大臣を囲んで


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