弁政連活動日誌
令和4年1月
政党懇談会
2021年12月に、自由民主党、公明党および立憲民主党との懇談会を開催しました。新型コロナウイルス感染が収束していない状況に鑑み、懇談会では食事は摂らずに慎重に感染予防策を講じたうえで実施しました。(幹事長 菰田 優)
自由民主党(2021年12月21日)
2021年12月21日、自由民主党との懇談会が開催された。自民党から、逢沢一郎党選挙制度調査会長、森英介党司法制度調査会長、山本有二党税制調査会副会長、平沢勝栄党国際局長、下村博文党総務会副会長、柴山昌彦幹事長代理をはじめ23名の国会議員が出席された。日弁連・弁政連からは、荒 中 会長、菊地裕太郎 理事長をはじめ弁護士26名が出席した。日弁連から、「成年後見制度の利用促進」「刑事手続のIT化」に関する日弁連・弁護士会の取組の現状や課題について説明がなされた。自民党からは、成年後見について利用促進のための助成制度や終活問題を含めたリーガルサービスの提供を検討すべきとの発言があるとともに、国際的に見て日本のIT化が遅れているとの問題点の指摘があった。そのほかにも法曹人口や憲法改正、谷間世代対策など幅広いテーマで発言があった。
公明党(12月15日)
2021年12月15日、公明党との懇談会が開催された。公明党から、山口那津男代表、北側一雄副代表、石井啓一幹事長、竹内譲 政務調査会長、大口善徳 法務部会長、矢倉克夫 参議院法務委員長をはじめ11名の国会議員が出席された。日弁連・弁政連からは、荒会長、菊地理事長をはじめ弁護士28名が出席した。日弁連から、「成年後見制度の利用促進」「刑事手続のIT化」に関する日弁連・弁護士会の取組の現状や課題について説明がなされた。公明党からは、成年後見制度の利用促進に向けて、本人のニーズ変化に対応できないこと、報酬額の決定が合理的でないことや利用促進のための課題について指摘があった。刑事手続のIT化については、単なる効率化や関係者の負担軽減だけでなく、国民の権利・利益の擁護の観点を踏まえて検討する必要があるとの発言があった。
立憲民主党(12月22日)
2021年12月22日、立憲民主党との懇談会が開催された。立憲民主党から、泉健太代表、逢坂誠二党代表代行、西村智奈美幹事長、中川正春党憲法調査会長、階猛衆議院法務委員会理事をはじめ14名の国会議員が出席された。日弁連・弁政連からは、荒会長、菊地理事長をはじめ弁護士25名が出席した。日弁連から、「成年後見制度の利用促進」「刑事手続のIT化」に関する日弁連・弁護士会の取組の現状や課題について説明がなされた。立憲民主党からは、冒頭の挨拶の中で泉健太代表から、弁護士からの国会議員政策担当秘書登用の促進を期待する旨の発言があった。その後の意見交換では、日弁連からの説明に賛同する意見が出るとともに、後見制度の課題、公文書管理の問題、災害対策、夫婦別姓、性的少数者の保護など幅広い分野について発言があった。
懇談会資料
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