弁政連ニュース

特集〈座談会〉

地方議会の弁護士たち
~弁護士が地方議会に進出する意義~(5/6)

弁護士議員と弁護士会・弁政連

【安藤】弁護士議員として、議員活動にあたって弁護士会、あるいは弁政連に対する要望や希望があれば教えてください。

【有近】私は選挙の時に弁政連山口県支部から推薦状を頂き、本当にありがたかったです。無所属の私には為書きもなかったですからね。今も飾っています。また、弁護士会の先生方からは党派や考えを超えていつも熱い熱い応援やレクチャーを頂いております。弁護士会がいつでも帰ってきていいよと待ってくれている。だから腹をくくって正々堂々と意見が言えるし、戦えているのかなと思います。しかしあえて一つだけお願いをするとしたら弁護士登録料や弁護士会費を少し減免して欲しいですね。弁護士登録をしないという選択肢もありますけど、先ほどから言うように登録していることに意義がありますからお願いしたいです。別の形で恩返しはしますので。

【山田】小川さんとか有近さんのお話を聞くとうらやましいなというところがありますね。神奈川県弁護士会は人数が多いし規模が大きいところもあるのですけど、個々に繋がっている弁護士で応援して下さる方はいるのですけど、組織として応援は頂けていない。政治家的な話で言うと、例えば参議院の薬剤師会出身議員など、ある業界団体から出ていますという形の人は、何というかその団体と温かい仲間に見えます。ただ、弁護士会についてはっきり言うと、1回当選して会長、副会長にご挨拶に伺ったんですが、ちょうどその前の日に弁護士会から「IR反対」の会長声明を出していて、そこに自民党の議員がいきなり行ってしまったので、アウェイ感ったらなかった。各政党の個別の政策のうちには弁護士会の見解と方向を異にするものもありますけれども、せっかく私のような、弁護士会でいろいろな委員会の副委員長もやってきた人間が議会にはいるので、もっと使ってほしいなとは思うのですよね。議会と行政で話していても、「あれ、弁護士会のあの委員会で話しているよねとか、あれ、あの先生頑張っているよね」ということが結構あるのに、行政に聞いても、「弁護士会と連携している」という話は殆どないですよね。もったいないと思いますし、せっかくこういう立場でやらせて頂いていますので、つなぎ役を本当にやりたいなと思っていますし、それが私がいま議会にいる意義でもあると思っています。行政はこう考えているよ、議会はこう考えているよと、お伝え出来るので、議員と弁護士会の風通しを良くして、どんどん使っていただければなというのが本音ですね。会費は確かにお願いしたいところではありますが、横浜の場合公益活動のポイント、年間10ポイントやらなければならなくて、それが足りていないと1ポイント1万円とられるという制度があるのですが、議員は公益活動と認められて、この制度について免除して頂いていますので、それはありがたいなと思っています。

【小川】弁護士会の先生方には感謝しかなくて、いつでも帰る場所があるというのは議員活動をする上でもとても支えになっています。弁護士会との関わりとしては、条例制定の勉強会や何か要望がある時に間をつなぐ役割を果たせればと。弁護士会と議会をつなぐこともありますし、弁政連と県議会の各会派との意見交換会みたいなものをセッティングさせていただいて、弁政連と議会をつなぐこともありました。そういうのがどんどん増えていくといいなと思っています。本当は私がもっと弁護士会に顔を出して情報を集めて自主的に繋げていければいいのですが、中々時間がとれなくて、そこはすごく反省しています。要望としては、議員になって10年になりますが、この10年に登録した若手の弁護士さんが全く分からなくて浦島太郎状態なので、若手の先生たちと交流する機会があると個人的にはうれしいなと思っています。



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