弁政連ニュース

特集〈座談会〉

活力ある弁政連支部活動を(4/5)

【小川】議員の方々など、受け手の側からの弁政連活動に対する評価をご経験上どのように聞いておられますか。

【福島】福岡で最近弁政連の関係である程度活発と言えるのは給費制の問題で、給費生の問題で若手会員も一生懸命やっている。色々な議員さんにいろんなパーティとで必ず会う、分担してでもやっていこうと。そして議員さんが必ず給費制の集会では出てこられるのです。すると議員さんのパーティにこちらも出なければならない、それを弁政連がやっているのかと、その辺りは秘書も含めてわかっていただいている。

【原田】今の話は本当に同じで、講演会パーティ等があれば必ず分担してでも出る。新役員披露会もそうですけど、シンポジウム、イベントをやる時に声がけをすると、議員の先生方に来ていただける。日々のお付き合いがないと、突然ぽっといきなりお願いをしても秘書の方の対応だけで終わってしまうので、やっぱり地道なお付き合い、顔つなぎが一つの成果になっていると私も思っています。

若手が弁政連に興味を持っていなくても、弁護士会の新役員披露会を取り仕切っているのは弁政連なので、そこで執行部に入ったり会務活動に携わったりしていると、色々とわかるのだと思います。今後の会務活動で議員の先生方との付き合いが欠かせないものなのだと。関係がわかっているので、執行部としても、議員の先生に話を持っていきやすい、つながりやすいところができてきているのかなと思っています。

【小川】両先生のお話から、弁護士会との緊密な関係がキーワードになっていると思います。谷先生、政治家の方々から弁政連の活動はどう評価されているのか、あるいは弁護士会との協力関係はどのように進んでいるのかについては如何でしょうか。

【谷】弁護士会との連携というのは弁護士会の政策課題を実現していくための橋渡しであることが多いと思うのですけど、例えば震災のときの時効の延長とか総合法律支援法の無料相談の延長という活動は消費者団体とか震災被害者からすれば、弁護士会から声を出してもらわないとなかなか実現しない話です。その橋渡しをするのが弁政連だと思います。法改正ですから、結局国会主体でやらなければならない話ですから、スムーズにつなげるためには弁政連を通した方が良いのではないか。社会のために弁護士にもっと頑張ってほしいという需要はあると思います。需要に応える体制を作るには弁政連の存在は 大きいと思います。

議員の方々からの評価ではよくやってくれているという評価と共に要するに弁護士会はどうしても全方位にたいしての活動になるので表面的な付き合いでなかなか深くまで付き合えないというのがあって、地方の先生に聞きたいですけど、地方のこの候補を応援したら対立候補は応援できないということで関係がうまくいかないという話を聞いたことがあってそこの距離のとり方が難しい。そこはどうしておられますか。

【福島】福岡では完全な全方位です。小選挙区でも二人立候補した場合でも二人推薦する。それは復活もあるし色んな可能性があるので必ず1人とは限らないということもあってなんですけど、これは首長になると困ったなということがあって、今までは首長については推薦していない。やはりどこでどういう風になるのかわからないので、少しでも疑いが出るようなことはしないということでやっています。だから弁護士会員が首長に出たとしても推薦は今までは無いのですが、推薦依頼も無いので、多分推薦しないだろうという立場だと思っています。

【原田】お聞きして新潟もほとんど同じだと思います。どの党がとかではなく全方位的に推薦、あるいは陣中見舞いをしているようです。首長については推薦を出していなかったと思います。国会議員ですと、福島先生がおっしゃるように復活の可能性があるので。これは個人的な意見かもしれないですけど、どの分野にどの先生が強いとか考慮して話を持っていっているのかなという感覚はありますけど。

【小川】次に、会員勧誘の現状に移りますが、福岡県支部も新潟県支部も顕著な組織化をされています。会員勧誘の現状はどうでしょうか。

【谷】福岡県の幹事長から聞いたのですけど、会長が電話をした後、加入手続を事務局が代行してくれるシステムがあると伺いました。それがすごいなと思いました。電話しただけで結局やらずに終わってしまうのを防ぐために有用だと思いました。

【福島】細かいところは事務局の方でやりますが、確約は取りますね。地元で設けていた「支部会員」に本部加入を勧めた比率が大きい。

【小川】とりあえず支部の方で会員になってもらってあとでゆっくり本部会員になってもらうのは何か有効な戦術なのかなという気がしましたけど。

【福島】本部会費1万円に支部会費を加えて計1万6千円になります。支部の分を追って加算となるとハードルが上がるので、最初から1万6千円ですよと言ったほうがまだいいかなという感じはしますけど、なかなかお金の方が大変ですよね。

【原田】新潟ですと、新役員披露会に出席した若手弁護士がいて、当然弁政連が仕切っていますので、弁政連に入ったかどうか聞きます。まだ入っていないと言われたら、若手は無料だからという話をして、そこから引き込まれていくところがあるかもしれません。全く関与していなかったとしても、新役員披露会の準備に新執行部が全員参加するので、そこで弁政連に入っていないとなれば弁政連に入会するというように個人的には思います。

新役員披露会は、平成21年あるいは22年頃からと聞いています。もともと群馬支部がやっていて、それを参考にして新潟支部で始めたそうです。招待状は、弁護士会の会長と弁政連の支部長の連名で共催となっています。司会は弁政連の事務局長が務めます。執行部も弁政連の理事会に出るので、弁政連が仕切っていると感じるのではないかと思います。

【谷】会員獲得ということで、静岡県では支部の総会で弁政連の必要性と重要性の演説をし、静岡支部、浜松支部、沼津支部の責任者を1人決めて、未加入者名簿と照らし合わせて入会申込書を携えて一人ひとりアタックしたと報告を受けました。奈良は本会の総会の際に時間をもらって弁政連の説明をし、委員会のときに未加入の方にはその場で説明と勧誘をしたとそれから会務の会員の中で未加入の方には前会長から個別に声掛けをした。総会時に時間をもらって説明申込書を配布をしたけど反応はゼロだった。しかし常議委員会での勧誘と前会長からの個別の声掛けをして6名増加したそうです。福岡県の先生に聞いたのですけど、支部会員を本部会員にしようと重点的に役員から声掛けをしたと聞いています。会長の経験者からの電話というのは非常に重みがあるとのことでした。そして電話だけだと取りこぼすおそれがあるので、入会の承諾を受けたということをフィードバックして事務局の方で加入手続きの方をエスコートする、つまり事務局からお礼と共に加入の手続案内を送り、連絡をして、手続を事務局で代行することの承諾をとって事務局で加入手続きを代行したと聞きました。せっかく元会長がかけていいよといっても手続きしなければ取りこぼすので、承諾を受けた以上は取りこぼさないのが大事かなと。この3つの会を聞いて個別に顔の見えるところで勧誘するのが大事だなということを感じた次第です。



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