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弁護士議員に聞く


本田 太郎 議員
本田 太郎 議員

衆議院・京都5区(自由民主党)
京都弁護士会会員

(インタビュアー 企画委員会副委員長 武山 茂樹)

法曹から国会議員を目指したきっかけ
弁護士をやっていて制度の限界を感じた

弁護士としてM&Aを扱っていたとき、ルールの解釈や適用ではなく、ルール自体がおかしいと感じることがありました。ルールを変えた方が便益は大 きいと考え、ルールを作る側に回りたいと考えたのがきっかけです。

独禁法の矛盾点も感じました。ご存知のとおり、独禁法のベースには新自由主義的な発想があります。その結果、企業間の情報交換や苦しいときの助け合いさえ規制され、日本社会に存在している企業の協調的なカルチャー全てが否定されてしまう。このルールが日本社会にはたして適合しているのだろうかと。

一方で、地方の商店や会社はどんどんつぶれています。国会議員に立候補する前は京都府議会の議員でしたので、地域創生には関心がありました。独禁 法をはじめ、現状の法制度をどう活かし、また変えれば地域活性化につながるのか。そんな思いもあり、公募に応じて国会議員に立候補いたしました。

法曹資格が議員活動に与える影響
法案を深く読み込める

行政側から提案された法案を深く読み込めるので、変更した方がよい点などが思い浮かびやすいです。

また、私は証券会社に勤めた後ロースクールに入学しました。法曹資格に加え民間企業の経験があるので、法律の理論と実体の乖離が、何となくですが見えてきます。その現実の事象と法律の乖離を理解したうえで、机上の空論ではなく、使える制度を提案していきたいと思います。

実現したい政策課題
地方都市の衰退を食い止めたい

地方では、人口が減少し、働く場がなくなり、商店街もシャッター街と化しています。地方が衰退すると地方の文化も失われるし、国力も落ちてくる。全国の均衡ある発展が大切です。

そのためには、法律や制度だけでなく、地元の方々のメンタルを変えていくのも重要です。例えば、地方で事業を興すのに税制上の優遇措置などが用意されているのですが、所有者がテナントを売却も賃貸もしないので、新規参入者が事業をできない、そんな事態がよくあります。先祖から承継したものを売りたくも貸したくもないという考えでしょうが、少しずつ意識改革を進めていく必要があると思います。

議員になった実感と法曹へのメッセージ
社会を動かすルールに最前線で関わっている

国会議員はルールを作る仕事ですが、弁護士はルールを運用し、顧客に最前線で法的サービスを提供する仕事です。人々の生活に直結する極めて重要な仕事でありますから、今後も人々の権利保護のためにご活躍いただきたいと思います。


元京都府議会議員である本田太郎議員は、地域を活性化し国力を強化するとの信念のもと、議員活動をされていると感じました。インタビューも極めて論理的な説明を丁寧にしてくださりました。紙面の都合上、お話を全て掲載することはできませんでした、今後の更なるご活躍を期待しております。(武山 茂樹)



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