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弁護士議員に聞く


牧原秀樹議員
牧原 秀樹 議員

衆議院・比例北関東(自由民主党)
埼玉弁護士会会員

(インタビュアー 企画委員会副委員長 小倉拓也)

法曹から国会議員を目指したきっかけ
郵政解散の際に決意

私が議員を目指したきっかけは、一つではありません。

私は弁護士になっていわゆる大手の事務所に入所しましたが、様々な事件を経験していく中で、より苦しんでいる人の近くで、寄り添った活動をしたいと思いを抱くようになりました。

そして、その思いを抱えたまま、米国へ留学しました。米国留学中には9.11を経験し、政治の影響力の大きさを痛感させられました。帰国後は、経済産業省に出向しました。そこでの活動を通じ、縦割りを超えた活動がしたいと感じるようになりました。また、昔から日本の歴史が大好きだったこともあり、その一端を担いたいという思いもありました。

このような思いを抱えながら経済産業省で働いていたところ、2005年の郵政解散があり、総選挙に出馬することを決意しました。

法曹資格が議員活動に与える影響
法曹の実務経験は極めて有用

議員も法曹も法律に携わるという点においては同様です。ただ、実務でどう運用されているかを知っているかいないかでは大きな違いがあります。実務を知っているからこそできた指摘も数多くあり、法曹資格、とくに実務経験は議員活動を行う上で極めて有用です。

実現したい政策課題
100年後を見据えた政策実現

現在、力を入れている政策として、殺処分ゼロ、再生可能エネルギー政策が挙げられます。これらはいずれもすぐに完全に実現、移行することができるものではありません。しかし、100年後の日本を見据えた時には必要不可欠な政策であると考えています。

また、成人年齢のあり方の検討にも力を入れています。それぞれの法律の趣旨、目的に沿った議論が出来ればと考えています。

議員になった実感と法曹へのメッセージ
司法に対する信頼回復を

最近、司法に対する信頼を揺るがす事件等が数多く報道されています。司法は三権の一翼を担う非常に重要な機関であり、その司法が不信感を招くと、国民の権利、自由を守る最後の砦が機能しなくなってしまいます。

法曹の方々には三権の一翼を担っているという誇りと自信を持って行動してもらいたいと思います。

また、議員としては、法曹の方々が三権の一翼を担っているという誇りと自信を持てるような制度設計をしなければならないと痛感しています。


牧原秀樹先生は自民党の副幹事長、青年局長代理を務めておられます。紙面の都合上、お伺いしたお話を全て載せることはできませんでしたが、とてもパワフルで熱い思いを感じました。牧原先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。(小倉拓也)


>>門山宏哲議員


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